2008年10月22日

スギ花粉症

花粉症と言えば、一般的にスギ花粉症を指します。スギ花粉症は、花粉症患者の中で最も多く、全体の約80%を占めているからです。スギ花粉症患者が花粉症の約80%を占める原因には、戦後国策として行われたスギ造林計画があります。
なおスギ(杉)は、屋久島から東北地方まで分布しています。杉が花粉を飛ばす2〜4月には、杉が少ない北海道や沖縄に避難するスギ花粉症患者もいるそうです。
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花粉症と大気汚染

花粉症の増加には、スギ造林計画や大気汚染(ディーゼルエンジン)が関係していると考えられています。花粉とディーゼルエンジンの排気ガスを混ぜて体内に注入した場合、花粉単独よりもIgE抗体(花粉症の原因物質)の量が数倍増えるそうです。また排気ガス単独だけでもIgE抗体の生産に重要なサイトカインという物質が鼻の粘膜で作られることも分かったそうです。
ディーゼルエンジンの不完全燃焼によって出る排気ガス(DEP)が、体内に入ると通常の3〜4倍ものIgE抗体(花粉症の原因物質)が生み出され、花粉に敏感に反応するようになるとの報告もあります。
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花粉症と遺伝

花粉症と遺伝の関係は、まだ明確に解明されていません。しかし花粉症に限らず、アレルギー性疾患は、遺伝が深く関わっていると考えられ、花粉症も遺伝が少なからず関わっていると考えられています。しかし親が花粉症になりやすい遺伝子をもっていたとしても、その子供が100%花粉症になるわけではありません。花粉に接する機会が少なければ、一生花粉症にならずに生涯を終えることもあります。また親より若くして花粉症になる場合もあります。
花粉症などのアレルギー性疾患は、遺伝だけがでなく、食生活・生活習慣・環境・ストレスなどの要素が関わっています。
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2008年10月21日

アレルギー

アレルギーは、健康を維持する為の免疫システムです。人体には、侵入してきた異物(アレルゲン)に対して、それに対抗する抗体を作って異物(アレルゲン)を排除しようとするシステムがあります。このシステムを抗原抗体反応や免疫反応と言います。このシステムが正常に機能すれば全く問題はありません。しかし過剰に反応すると花粉症などのアレルギー疾患の一因となるのです。なお異物(アレルゲン)には、花粉・食物・ダニ・ほこり・化学物質などがあります。
なおアレルギーは、その症状・機構によってI〜IV型の大きく4つの型に分類されます。
I型アレルギーには、花粉症・アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎・ぜんそく・アナフィラキシーショックなどがあります。抗原が作用して数分〜12時間ぐらいの短時間で症状が現れます。
U型アレルギーには、薬物アレルギー・自己免疫性溶血性貧血・重症筋無力症などがあります。抗原が作用して数時間〜1日以内に症状が現れます。
V型アレルギーには、血清病の腎炎・関節炎・糸球体腎炎・過敏性肺炎などがあります。抗原が作用して数時間〜1日以内に症状が現れます。
W型アレルギーには、ツベルクリン反応・接触性皮膚炎・金属アレルギーなどあります。抗原が作用して数時間〜2日以内に症状が現れます。
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肥満細胞

肥満細胞は、体内に広く分布し、即時型アレルギーなどの生体反応に関与している。肥満細胞の膜表面上には、高親和性 IgE 受容体があり、IgE を介して抗原と結合した場合、ヒスタミンなどの化学物質が分泌される。
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ヒスタミン

ヒスタミンは、普段肥満細胞などに貯蔵され、細胞表面の抗体に抗原が結合した場合などに細胞外に分泌される。そして花粉が原因で、ヒスタミンが過剰に分泌されるとヒスタミン1型受容体というタンパク質と結合し、アレルギー疾患の原因となります。またヒスタミンには、血圧降下・血管透過性亢進・平滑筋収縮・血管拡張などの薬理作用もある。
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マクロファージ

マクロファージは、白血球の一種で、白血球の5%を占める単球(単核白血球)から分化する。マクロファージは、免疫システムの一部を司り、生体内に侵入した細菌やウイルス、そして死んだ細胞を捕食し、消化する働きがあります。また抗原を示し、白血球の一種であるB細胞((Bリンパ球))による抗体の作成を助ける働きもあります。
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IgE抗体

IgE抗体は、アレルギー抗体と言われている。IgE抗体は、アレルギー反応に関係するIgEに対抗して増加し、アレルギー症状を引き起こす。特定物質に対するIgE抗体を測定することにより、アレルゲン(アレルギーの原因物質)を調べることができる。なおIgE抗体を作りやすく、アレルギー疾患にかかりやすい体質をアトピー素因と言う。
なお花粉症では、花粉の接触を繰り返すうちに体内にIgE抗体が蓄積され、IgE抗体が一定量を超えると発症する。
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リンパ球

リンパ球は、白血球の一種で、白血球の25%ほどを占める。リンパ球は、抗体を使って生体防御を司る重要な細胞です。なおリンパ球には、体液性免疫や抗体産生に関係するB細胞(Bリンパ球)・細胞性免疫に関係するT細胞(Tリンパ球)・非特異的キラー活性をもつNK細胞などの種類がある。
posted by dddk at 19:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 基礎知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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